八の会とは?

名古屋・中部をもっともっと格好良い街にしよう、ビジネスを盛り上げよう!を掛け声にしている地域コミュニティです。ITに従事するもしくはITを活用している人たちが集まってます。まずは名古屋を中心でビジネスをしている方この指とまれ!


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毎月集まっている飲ミニケーションは既に 31回継続開催(2018年1月~)

チャンスチェンジNAGOYA 名古屋を楽しくカッコよく楽八オンライン2020年10月16日開催レポート!

去る10/16(金)、名古屋駅近くのコミュニティスペース「なごのキャンパス」にて、名古屋を楽しくカッコよく 楽八オンライン チャンス チェンジ NAGOYAを開催。八の会代表の松本からのご挨拶を皮切りに、怒涛のゲスト陣のトークが炸裂しました。

<ご参加いただいたゲスト一覧>

行政、民間のリーダーにご登壇いただきました。

・名古屋市長:河村たかし氏

・国立大学法人岐阜大学 工学部客員教授 加藤義人氏

・サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野慶久氏

・さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中邦裕氏

・株式会社ソニックガーデン 代表取締役社長 倉貫義人氏

・株式会社雨宮 代表取締役社長 雨宮秀寿氏

・有限会社山本屋 専務取締役 青木裕典氏


<レポート>

1.八の会から開催の挨拶 八の会代表 松本洋介(株式会社コラボスタイル)

八の会理念「名古屋をカッコよく」についてや、八の会の活動内容、今回の楽八オンラインのテーマについて紹介を行いました。


2.河村市長から挨拶

コロナ禍で一時的に経済は落ち込んだが、戦争と違って生産設備はまるっと残っているので、復活はすぐできる。日本中で住民税を減税した自治体は名古屋だけ。減税した分、消費に回してもらいたい。八の会のようなコミュニティを応援していくので頑張って欲しいというお話をいただきました。


3.「リニア時代の名古屋のポテンシャル」 国立大学法人岐阜大学 工学部客員教授 加藤義人氏

来るリニア開通における経済効果、人口動向、ビジネスチャンスについて、お話しいただきました。加藤教授の優しい語り口で、『リニア開通の暁には、名古屋起点の2時間以内の移動範囲・移動可能人口が全国一になり、名古屋を生活・ビジネスの拠点とすることで利便性が飛躍する』ポイントを、様々な指標でわかりやすくご説明いただきました。


4.河村市長を交えた対談

河村市長×加藤義人氏の対談(モデレーター:八の会 松本洋介)

河村市長から話があった「名古屋市が積極的に投資をする」ことについての深堀トーク。加藤さんからは「ぜひ八の会で、ハードなのかソフト面なのか?具体的にどんなことに投資してもらいたいかを名古屋市に提案すべき」との言葉をいただきました。

河村市長からは「大手企業と中小企業の人々とのコミュニケーションを活性化するために、名古屋市が動くことはできそうだ。まず懇親を深める事も大事」という案を頂戴しました。

テレワークなどを活用したニューノーマル、ノーノーマル時代でも、リアルに会って親交を深める事の大切さについても気づきを得ることができたセッションでした。


5.「コロナ禍で気付いた新しい働き方」サイボウズ株式会社 青野慶久氏

サイボウズ社青野さんは「コロナ禍で気付いた新しい働き方」について、緊急事態宣言化でほぼ100%出社しないで事業を回した実例を披露。インターネットを実は使い切っていなかった、と自省の弁を含め、バーチャル環境が生み出すブレイクスルーに言及。かつ、顔が見えない環境下では「公明正大」「嘘のない経営」が重要、と力説されました。


6.パネルディスカッション「これからの働くについて考える」

・サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野慶久氏

・さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中邦裕氏

・株式会社ソニックガーデン 代表取締役社長 倉貫義人氏

 ※モデレーター:株式会社コラボスタイル 代表取締役社長 松本洋介(八の会)


3社のリーダーから、様々な意見が飛び交いました。

さくらインターネット田中さんはワーケーション中の石垣島のビーチサイドから参加。「東京は日中そんなに人はいないけど、名古屋は多いんじゃない?IT化がまだまだなんですよ。」と、名古屋の今そこにある危機を指摘。

ソニックガーデン倉貫さんからも「コロナ禍でテレワークお試し期間をもらった。ここで前向きに取り組んだか否か、で5年後10年後の業績・業態に大きな差が出てくるはず」と、名古屋の働き方に警鐘を鳴らすコメント。

その後、行政の取り組み方に話題が移り、ここから皆さん舌好調に。

倉貫:いままでマイノリティだったデジタル化(例えばハンコレス)があっというまにマジョリティになった

青野:新システムは、旧態依然とした要件定義からスタートするのではなく、アジャイル的に作っていく考え方にシフトしなくては

田中:システムは外注するもの、ではなく「自分たちで作るもの」という意識改革が必要

など、デジタル庁に乗り込む!というくらいの勢いでした。「オフィスのあり方」については、

倉貫:オフィスってそもそも何?仕事する場所ってだけならいらなじゃん

田中:熱量を伝える場=お祭り会場みたいなものに変わっていく

と、オフィスや会社という概念から考えがスタート。

「1社で1つの場所を独占するのは無駄だよね」とのコメントには、

松本:昨日サイボウズさんの社員が、うちのオフィスで仕事してましたよ。そのように使ってもらうためのJPタワー本社です。

と、事例を紹介すると、一同「それ、いいねぇ」と大盛り上がり。

リーダーが率先して新しいことにチャレンジする、ということをコミットしていました。



7.「名古屋の老舗企業のChangeへのChallenge」

・株式会社雨宮 代表取締役社長 雨宮秀寿氏

・ピー・シー・エー株式会社 名古屋支店長 篠崎淳一(八の会)

・サイボウズ株式会社 名古屋オフィス所長 吉原克志(八の会)

かっこ悪さをかっこよく!中小企業の奮闘記として、雨宮社長×八の会メンバーとしてサイボウズ名古屋所長の吉原さんと、PCA篠崎さんが同席しトークセッションを行いました。


まさにリーダーが小さなチェンジを積み重ねている、「シロアリ駆除」で有名な株式会社雨宮さん。雨宮さんの、社員のモチベーションをいかに持ち上げるか、という命題に奮闘する日常を赤裸々に語っていただきました。

「前例前提から脱却し、価値前提に舵を切るべき」「失敗してもやり直せばいいだけ。失敗しないと強くなれない。」という、経営者だけでなく中間管理職含めた一般ビジネスマンにも効くサプリメントをいただきました。


8.「レペゼンNAGOYA 名古屋の食文化をさらにカッコよく」 有限会社山本屋 専務取締役 青木裕典氏

最後は、名古屋の味噌煮込みうどんの老舗「山本屋」の青木さん。

5代目ということで、伝統→現在→将来、という時系列ストーリーで「うどん屋さんのチャレンジ」をプレゼンテーション。

地元密着でありながらも、「ハラル」「SDGs」「ベジタリアン」「ビーガン」など

多様化する外部環境の変化にどうやって対応していくのか、いくべきなのか。

『名古屋を最大のフードダイバーシティにする』と宣言していただきました。


<まとめ>

自治体・民間が一緒になって、名古屋をカッコよくするためにどうあるべきか、どう動くべきか、を議論してきた3時間半。まさに「あっ」というまに時間はすぎましたが、中身はとても濃い時間でした。

八の会では、今後もこのようなイベントを随時企画し発信していきます。

皆さんも一緒に「名古屋を楽しくカッコよく」を作り上げていきましょう!